更新日

業務内容と給与

介護職とは

未経験の人は、何となくのイメージはあっても具体的な業務内容までは知らないかと思います。介護職に興味のある人はどのような仕事なのかを事前に知っておいてください。介護職とは、介護保険サービスの担い手となり介護を必要とする人(要介護者)に対し、その人らしく日々の生活を送れるように日常生活の援助を行う専門職です。高齢化が進んでいる日本においては特に需要が伸びている分野で、昨今注目されている職業でもあります。専門的な知識が必要で大変な面もありますが、要介護者と直接関わりながら人の役に立てる実感を持てるやりがいの大きい仕事です。また、厚生労働省の発表によれば、2025年までに約243万人の介護職が必要とされており、需要は増々伸びていくことが確実視されています。

なお、2025年問題については下記のサイトで詳しく紹介していますので参考にしてください。

介護職の2025年問題

2025年問題とは?

介護職とは

具体的な給与額

給与額については一般企業と同様に、勤務先の団体と従業員がどのような雇用契約を結んでいるかによって変わってきます。介護職の主な雇用形態は「正社員」「パート・アルバイト」「派遣社員」の3つです。では、雇用形態ごとの具体的な給与額を見ていきましょう。
まず、正社員ですが、2020年2月の時点で常勤の介護職全体の平均給与額は32万5550円でした。勤続年数が10年を超える介護福祉士になると、36万6900円です。前年度に比べると介護職全体で1万8120円、勤続10年以上の介護福祉士で2万740円も平均給与額がアップしています。なお、ここでいう介護職とは、特定処遇改善加算を取得した施設や事業所に属する従業員を指します。介護職員処遇改善加算を取得しているものの、特定処遇改善加算を取得していない施設や事業所の場合、平均給与額は28万7880円になります。そのため、高給与を狙うのであれば特定処遇改善加算を取得している施設や事業所に勤務することをおすすめします。そうすれば、正社員で400万円前後の年収を得ることができるでしょう。
次にパート・アルバイトや派遣社員ですが、2020年時点で時給・非常勤で働く介護職の平均給与額は11万2500円でした。これは介護職員処遇改善加算を取得している施設や事業所に勤務した場合のデータです。こちらも、前年と比べて5750円アップとなっています。このことから、パート・アルバイトや派遣社員で働く場合の平均年収は130万円前後になることが分かります。ただし、勤務日数・時間が限定的なパート・アルバイトとフルタイムで勤務する派遣社員では給与額に大きな差があるため、実際に仕事を探す際はその点を考慮しなければなりません。

具体的な給与額